購入書

今日は所用で大阪へ。用事を3時すぎにすませた後、書店&古本屋へ。梅田にある阪急古書のまちの評判はかねがね聞いていたのだが、実際に足を運んだのは今回がお初。50mほどの間に古書店が14、5件。ほとんど時間がなかったので、今回はほんとに流しただけだけど、それでもいいものがちらほら。目的の中尾松泉堂にはいり、棚をザッとみると、百ノウ本の縮印版二十四史が目に飛び込んできた。さて、この百ノウ本。二十四ある正史のなかでも、もっとも良いとされる版本を底本に使っていて、書誌學の徒でないかぎり、一応は信頼するに足るものとされている。果たして値段は如何?と、店員さんにたずねると「35000円です」と。や、やすい!やすすぎる!!このシリーズは、すでに収まるところに収まっているためか、一冊3,4000円程度でバラ売りされていることはあっても、揃いで出てくることは滅多にない。帰宅してから《日本の古本屋》で検索してみると、一揃は147,000円で1件ヒット。「やすいですね」と店員さんに言うと、「ええ」。しか〜し、「でももう売れちゃいました」と。あかん、おいらのまけや。目の保養に、『31周年記念古書目録−阪急古書のまち』と『古典目録』を購入して、うさばらし。
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藤森照信 『タンポポハウスのできるまで』 朝日文庫ASIN:4022613475
五十嵐敬喜・小川明雄 『建築紛争』 岩波新書ASIN:4004310539
○グループなごん編 『日本人の老後』 晶文社(古、900円)
藤森さんの《建築探偵》シリーズ、おもろい。てゆーか路上観察学会。どーでもよさそなところをみつめるあの視線、ステキ(笑)/『建築紛争』。今話題の耐震偽装。どこがなぜ問題になっていて、では、どのように対処・改正すべきなのか。知りたい。/『日本人の老後』。かつて晶文社は、スタッズ・ターケルに代表されるような大型インタビューをバシバシ出していて、これもその内の一冊。このグループなごん編のものは、積読本になってもいいから買っていくことにしよう。