気になる一冊

日本の東洋美術の値段を決めるといわれる、あの“壺中居”の初代がつづるエッセイが刊行される模様。青山二郎小林秀雄が客筋として通ったとこ。ぼくも師匠に何度か連れていってもらいましたが、そこにある品物の数々、オーラがちがいます。ぼくの好きな、明代の呉須赤絵大皿、値段は言いたくないです(笑)。
○広田不孤斎 『骨董裏おもて−不孤斎の古美術エッセイ集』(仮) 国書刊行会

富山に生まれ12歳で上京し日本屈指の古美術店・壺中居を築き上げた著者が古美術商として歩んだ60有余年の歳月を語った古美術エッセイ。2月刊行予定

参考:国書刊行会 http://www.kokusho.co.jp/kinkan/index.html
壺中居 http://www.kochukyo.co.jp/index.html