年末に2000円で購入した《國譯漢文大成》の《文選》中。これでやっと上・中・下の三冊揃いぶみ。嬉しい。上巻を最初に買ったのはいつだったのかは忘れたが、おそらく7・8年はたっているだろう。三冊揃いで7000円程度で出ていることもあったが、すでに一冊を持っていたために、パスしていた。しかも今回購入した中巻には、隷書で[歸鳥山房]の落款と、本文わきに小さな字での書き込みも。こういったえんぴつでの書き込みは、消してから売るのがふつうなのだけど、あちらこちらに書き込みがみえる。前所有者の人柄がみえてくるようで、これまた古書の一興也。そういえば、ぼくも自分の蔵書印を押している本を時々古書店に売ったりしてはいるが、果たしてその命運や如何!!