ダン・ブラウンの『ダヴィンチ・コード』上・下(角川書店ISBN:4047914746ISBN:4047914754)が映画化されると聞き、前作の『天使と悪魔』上・下(角川書店ISBN:4047914568ISBN:4047914576)を引っぱりだして再読したのだけど、ドンデン返しという点では、『天使と悪魔』の方ができがいい。▽知識と事件との結びつけ方は、日本では高田崇史に似ている。高田の「QED」シリーズは、別次元のものが結びつくおもしろさ、ダン・ブラウンのラングトンシリーズは、同時進行のおもしろさ、という違いがあるけど、基本は同じ▽映画はトム・ハンクス主演なのだそうだが、確かに、映画化しやすい作品だな。