黌門客さん(id:higonosuke)さんの紹介文に触發され、早速《日本の古本屋》經由で注文していたのが本日到着。一千二百円也。早速開けてみると、なんと著者の

一九九一年初夏吉辰/著者 川瀬一馬/八十五叟

という爲書と、六角形の「一馬」自用印(/は改行の意味)。ビックリ!
地べたの書店をまわっていると、著者の爲書の書物はちょくちょくみるけど、ネット通販などでは著者爲書本は、そのひとのネームバリューにもよるが、普通はちと値段が高い。《日本の古本屋》で、一番安いのを注文しただけなのだが、その説明文には、なにも書かれていなかった。だから、なおさら、うれしい。こんなこともあるんやなぁ〜。この本を紹介してくれた、黌門客さんに、感謝!!
川瀬一馬 『随筆 蝸牛』 中公文庫、ISBN:412201638X

○ムーア監督が「言論の自由奨学金」創設、大学生対象に
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200504230007.html
東京女子大:故丸山真男氏の蔵書、1万2千冊を部分公開−−没後遺族が寄贈 /東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050420-00000052-mailo-l13
どこそこの學者が大學に藏書を寄贈といった話はよく聞くが、

もともと丸山氏が本棚に置いていた並び順を原則として図書館地下の専用書庫に配列。専攻していた政治学、政治思想史を中心に社会科学の基本的な国内外の文献がそろっている。

とあるように、著者の本棚の並べ方までに気をくばって整理するというのは、あたかも丸山真男がそこに居ますが如くの印象を受けることだろうな。やるな、東京女子大學!