あいにくの雨なのに、本屋さんぽ。新刊2冊、古書3冊こうにゅう。
○足立紀尚 『定年後のただならぬオジサン』中公新書ラクレASIN:4121502329
五十嵐太郎 『現代建築に関する16章』講談社現代新書ASIN:4061498673
林望 『書藪巡歴』 新潮文庫(古、88円)
綿矢りさ 『インストール』 河出文庫(古、88円)
白石一文 『すぐそばの彼方』 角川文庫 (古、88円)
▽足立本。以前に『幸福な定年後』(晶文社)をおもしろく読んだので、即買い▽五十嵐本。建築というものをどのような視線でみて、それをどのように語るのか。押さえておくべきキーワードはなにか▽林本。古典籍を調査する際に必要な、刊・印・修というものをわかりやすく説きほどいた名著。恩師・阿部隆一とのやりとり、グッとくる▽綿矢りさ。通称りさたん(笑)。ぼくの本屋バイト時代、普段はまったく本をよまないのに、なぜか彼は『インストール』が掲載されている文藝春秋を買っていた。普段本を読まない人が買うからベストセラーになるんだなあ、と思ったしだい。くわえて、高橋源一郎がこれだけ誉める文章とはどんなものか、いっちょ読んだろか、と。最新刊『夢を与える』(河出書房新社)の発売サイン会は、どこも満員の様子。読みもしないのに、サイン会にならぶ古本屋のオヤジの姿が目に浮かぶ。すぐにでもサイン本がヤフオクに出回るゾ!