○中川一徳 『メディアの支配者』上・下 講談社
辻和子 『熱情』 講談社
讀了。『メディア』は新刊の時に気になっていたけど、「どーせホリエモンとフジの一連のものだろ?」と中身をそんなにチェックすることはなく流していた。ところが、いやいや、違いました。フジグループは鹿内家のオーナー企業なのだが、クーデターをおこして鹿内さんを追い出し、今日の地位まで登りつめたのが日枝さん。本書には、鹿内一族とこのクーデターの経緯が書かれているのだが、ホリエモンに対してああいう態度をとらざるを得なかった理由がよく分かる。