奈良で開催された木材・住宅関連の展示会から十時すぎに帰宅。材木工場みたいなところを一時的に会場としているので、ものすごく大きいというのが第一印象。でも、この業界の展示会では普通程度の規模だとのこと。一昔前では、開催期間中に○○○億の売上げがあった、という価値基準で成功かどうかを判断していたみたいだが、それが今では、お客さんが何名来てくれたのか、に変わったとのこと。やはりどの業界でも不況なんですな。
会場に目を向けると、住宅メーカーをはじめ、それぞれが専用のブースをもち、熱心に新製品を紹介している。営業の人がなんにんも、今までの商品と比べるとここが違います、などと熱心に新製品をぼくに紹介してくれたのだが、なんせこっちはホントの意味でのド素人。てゆーか、関係者の友人からお誘いをうけてきただけなので、部外者。そもそも以前の製品が、どのような使われ方をしているのか、ということすら分からなかった。こんな立派な木材で作りつけの書棚ができたらなぁ〜、とひたすら妄想。ただ、扱っている商品が商品だけに、単位も大きいし、スケールが違います。畑違いの商売現場をかいまみることが出来ただけでも、おもしろい。誘ってくれて、ありがとう。
 展覧会の後は、みんなで橿原神宮に参拝。おまもりを購入。奈良、ええとこや〜。ご近所にある、かの有名な橿原考古学研究所の外観を車窓から確認。降って神戸の焼肉屋で夕食の後、そこで二時間ばかり自由時間。もちろん、本屋。ジュンク紀伊国屋かどちらか迷うも、ジュンクへ。下記二冊のみ購入。佐藤さんのトヨタ本、數年後には、その後のトヨタ的書加えありで、文庫オチするのが分かっているのに、あとがきをちら讀みするだけで、こりゃもうあきません。自動車産業モノは、佐藤さんに限ります。あたふたあたふた。
奈良県橿原考古学研究所
http://www.kashikoken.jp/index.html
○佐藤正明 『ザ・ハウス・オブ・トヨタ』 文藝春秋ISBN:4163670408
南條竹則 『中華文人食物語』 集英社新書ISBN:4087202925