気になる新刊―文春編

鹿島茂 『モモレンジャー秋葉原文藝春秋ISBN:4163670009
○佐藤正明 『ザ・ハウス・オブ・トヨタ文藝春秋ISBN:4163670408
スタッズ・ターケル 『希望―行動する人々』文春文庫、ISBN:4167651505
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/7/65/15/4167651505.shtml

教師、政治家、組合活動家、ミュージシャンなど有名無名を問わず、信念を持ち希望を失わず逆境を乗り越えた人々へのインタビュー集
ターケルといえば、『よい戦争』や『仕事!』など、市井の人々の声を集めてアメリカの「いま」を浮き彫りにする作家です。その最新刊は、右傾化を続け、彼には沈みゆくようにしか見えない現在のアメリカで、それでも希望を失わず新しい時代を切り拓いていこうとする人々のインタビュー集です。有名無名の24人の「行動」を読むと、「こうした人々の草の根の活動が続いている限り、アメリカの良識が完全に失われることはない」(訳者解説)と、かすかな希望がわいてきます。(HK)

文春の頁が更新されたので早速ターケルをチェック。文春の紹介記事を↑に引用。原題が何なのか、やはり實物を手に取ってみないと分からないが、どうやら未邦訳のものって感じがする。いきなり文庫での刊行か?
あと文春新刊で気になるのはこの二冊。佐藤さん、文藝春秋の連載が単行本に。どうせ文庫オチするもので、その際に単行本以後のトヨタの状況が追加されるだろうから、文庫で買うのが正解。