○曽我部司 『北海道県警の冷たい夏』 講談社文庫、ISBN:4062749998
讀了。この作品は、昨年度の大宅賞候補作です。なかなかおもろい。北海道新聞社編『追及・北海道警「裏金」疑惑』(講談社文庫)關連ものかと思いきや、全く關係ありませんでした。
 さて、今年もそろそろ大宅賞の發表の季節がやってまいりやした。今年は誰になるのか?河合香織日垣隆魚住昭高木徹森達也、う〜む?おいら的には、河合香織さんの『セックス・ボランティア』(新潮社)が一押しなんだけど、とはいえ、いいかげん日垣さんにも受賞して欲しいし、いやいやキャリアとかそーゆーことで見るんじゃなくて、あくまでも内容で判斷してほしいし、何となれば森達也さんなんかオウムのことで審査員の立花隆さんに絶對嫌われているだろうからなかなか受賞するのは難しいと思うし…。ま、なんやかんやゆーても、たのしみやねん。
 ちなみに昨年度受賞作の渡辺一史さん。および、候補作を以下に列舉。
渡辺一史 『こんな夜更けにバナナかよ』 北海道新聞社、 ISBN:4894532476
○曽我部司  『北海道警察の冷たい夏』  講談社文庫、ISBN:4062749998
日垣隆 『そして殺人者は野に放たれる』 新潮社、ISBN:4104648019
大崎善生 『ドナウよ、静かに流れよ』 文藝春秋ISBN:4163597409
○溝口敦 『食肉の帝王』 講談社+α文庫、ISBN:406256890X