気になるシリーズ

○『ジャーナリズムの条件』全4冊、岩波書店
一冊あたり2625円。買えなくはない。内容をみてから考えよう。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_message.cgi/3e6a03324bfdf010586f?aid=&tpl=genre/04/pickup11.html

いま、日本の新聞・テレビなどのメディアは、事実と真実をどこまで伝えているか? 不信と批判の渦のなかから、どのようにして活路は拓かれるのか? 80余人の筆者がそれぞれ現場での模索と格闘をふまえつつジャーナリズムの針路を提示する画期的なシリーズ。

ちなみに一巻目の目次は↓。

【総論】ジャーナリストとは何者か 筑紫哲也
1.ジャーナリストの仕事
・真実は公的空間で鍛えられる (NHK)桜井均
・地方のドキュメンタリー制作 (熊本放送)村上雅通
・報道写真家の条件 石川文洋
・終わらない戦後 (アジアプレス)柳本通彦
防衛庁リスト問題のスクープ (毎日新聞)大治朋子
・少年犯罪報道をめぐる自問 藤井誠二
沖縄密約事件を追って (名古屋テレビ)土江真樹子
・写真の力を信じて 後藤勝
2.ニュース・バリューとは何か
・ニュース・バリューとは (共同通信)石山永一郎
・ジャーナリストは何を伝えるのか (朝日新聞伊藤千尋
・視聴率と「伝えたいニュース」 長野智子
・夕刊タブロイドニュース (日刊ゲンダイ)ニ木啓孝
・豊島の産廃報道 (山陽放送)曽根英二
・国際報道とメディアの「ビジネス化」 (学習院女子大)石澤靖治
3.ジャーナリストに求められるもの
・事件記者に求められる視点と姿勢 大谷昭宏
・答えも終わりもないプロセスのなかに (アジアプレス)吉田敏浩
・ジャーナリストは「養殖場」を飛び出そう (日本インターネット新聞)竹内謙
・萎縮するジャーナリズム (『創』)篠田博之
・取材規制のなかの報道 (共同通信)原田浩司
脱北者取材とNGO (アジアプレス)石丸次郎
・いま,ジャーナリストの条件とは何か 原寿雄