巻き貝

右巻きか左巻きかを決める物質を解明 東大チーム
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040824k0000m040132000c.html
参考:M・ガードナー 『新版 自然界における左と右』
              紀伊国屋書店 ISBN:4314005769

巻き貝の右巻きと左巻きを決めるのは、細胞骨格を構成するたんぱく質線維「アクチン」が深くかかわっていることが、黒田玲子・東京大総合文化研究科教授らのチームが明らかにした。24日発行の国際学術誌「カレント・バイオロジー」に発表した。
巻き貝には内臓の配置や貝殻の形が、右手と左手のように鏡に映して対称の右巻きと左巻きが存在する。研究チームは、タケノコモノアラガイの受精卵で、細胞の形態を維持するアクチンの生成を阻害したところ、受精卵は右巻きにも、左巻きにもならず死滅した。卵割段階で、アクチンが巻き方を決めている可能性が高いという。<<