上京中、時間があったので、ジャッキー・チェンの新作映画「香港国際警察 NEW POLICE STORY」をみる。
銀行をおそった犯人グループをチャン警部(ジャッキー)は部下と共に捕えに行くのだが、犯人のたくみなワナにかかり、部下全員を死なせてしまう。その事に責任を感じたチャンは、仕事を休職し、恋人ともうまくいかず(恋人の弟がチャンの部下という設定)、酒浸りの日々を送るようになる。そこにチャンの相棒という巡査(役名は忘れた)があらわれる。彼のはげましをきっかけに、しだいに立ち直りはじめ、犯人逮捕へと搜査の網を広げていくことになるのだが・・・。
 話のあらすじはこんな感じ。ツッコミ所も結構ある。たとえば、へべれけに酔っぱらっている時、ジャッキーの目の前でかっぱらい事件が發生し、二人組の犯人には逃げられてしまう。
酔拳あるやん!》
だとか、犯人の一人がジャッキーの恋人を警察署内に呼び出し、銀玉を水平に保たないと爆弾してしまう爆弾を彼女の体中に巻き付けることに成功する。警察は爆弾処理班を呼び出そうとするのだが、
《銀玉には磁石やろ》
だとか、ワイヤーアクションのシーンでは、
《ワイヤー、うつってる》
などなど。ま、こういった細かい所にはこだわらない大味な部分も、ジャッキー映画のいいところだけど、今までのジャッキー映画と違うのは、8割以上がシリアスな場面だということ。
それにしても、あのアクションできる50歳のオッサンはおらんよな、伊達に中國の俳優の中で、すべての出演映画が日本で公開されている三人(ブルース・リー、リー・リー・チェン)の内の一人にはいっていないよな、とジャッキーを改めて尊敬し直した日であった。