▽昨日、(古)書店にいったことは書いたが、ぼくの地元よりも、台風の被害が大きいことにおどろいた。とある新刊書店にいこうと車をとめようとしたのだが、そこでみてはいけないものをみてしまった。なんと店先にぬれた雑誌や新刊書がヤマのようにつまれていたのだ。それも半端な数ではなく、一メートル以上の高さにまで。書店員さんに話をうかがうと、ここらへんは胸の高さにまで水がはいってきたとのこと。▽その書店員さんも、心配のあまり、休日出勤してきたのだが、時すでに遅し、の言葉どおり、書店に到着した時には、すでに水が店にはいってきた後で、本を移動する時間もなかったのだという。▽もう今となってはただの紙くずとなってしまった、それも、ヤマのように積まれた本という形の残滓をとどめるだけになってしまったモノをみたときには、本当に切なかった。▽同じような光景はどこかでみたぞ、と考えてたら、阪神淡路大震災の時だった。今、新潟で震度六の地震がおきている。ぼくも、阪神淡路での震災を経験しているだけに、人ごとではない。