○霊廟確認、チンギス・ハーン陵墓まであと3キロ
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20041004ic25.htm
▽今朝おきて讀賣新聞をみると、一面にチンギス・ハーンの記事が。ぼくてきには、今年一番の考古学上の発見かなと思う。現在の発掘状況は、外堀は埋めて、これから本丸に向かうぞというところか。本丸(陵墓)を発見すれば、これまでの学説はすべて塗り替えられることに。▽四川省の出目仮面や兵馬俑などなど、中国は掘ったらなにか出てくる所なので、こわい。注意深く、続報を見守りたい。

チンギス・ハーンの陵墓が近づいてきた――。これまで、世界各国の探検家や考古学者が挑戦しては失敗に終わってきた、大いなる謎の解明。国学院大学新潟大学、モンゴル科学アカデミー考古学研究所による合同調査で確認されたチンギス・ハーン霊廟(れいびょう)は、陵墓の発見に向け、最大級の手がかりとなる。(中略)
ユーラシアの広大な大地を一代にして席巻した世界史の英雄チンギス・ハーン。その陵墓がこれまで発見されていない最大の理由は、地上に墓標や墳丘が築かれず、現在では一切痕跡が残っていないことにある。
当時、学生として参加していた白石典之・新潟大助教授は、陵墓の位置を隠すため虚偽の記載がなされている可能性のある資料よりも、当時の目撃証言が記録された文献に注目した。中国・南宋の使者による見聞録「黒韃事略(こくたつじりゃく)」に「墓を囲む垣根の広さは30里(約17キロ)を越える」とあることから、墓は平地にあったと推定。他の資料も比較検討して、この使者が訪れたのは、アウラガ遺跡であることも裏付けた。
 さらに、霊廟を確認したことで、「元史」にある「送葬官が(墓から)五里(約3キロ)の外に住んでいた」という記事の重要性が再浮上。当然、この送葬官は霊廟を守っていたと考えられることから、調査団は陵墓まであと3キロ以上のそう遠くない距離にまで接近したことになる。

ダヴィンチ連載時から愛読していて、いずれ古書で買うことになるかも分からないが、とりあえず、図書館に購入希望を出しておく。みすずを購入してくれる位だから、こっちも通るだろう。▽購入して欲しい本、まだ何冊もある〈ちゃんと新刊書店でも買ってるよ、いじめないでね〉。その時のために図書館から《リクエスト申請書》なる申込用紙を何枚か貰ってきた。ま、お金ないしね。
○『本棚探偵の冒険』 喜国雅彦双葉社ISBN:4575292818
○『本棚探偵の回想』 喜国雅彦双葉社ISBN:4575297356